<結果発表>
苫東インダストリアルパークフォトコンテスト2017にご応募頂いた皆様、またご後援・ご協賛、告知等にご協力頂きました皆様、誠にありがとうございました。
第13回目を迎えた今回は、道内外の77名から346点の応募がございました。
平成29年11月1日(水)に厳正な審査によってグランプリ・社長賞・金賞・銀賞を各1点、優秀賞15点、優秀賞(学生の部)6点、立地企業賞2点、計27点を選出いたしました。
<審査員講評> 水越 武 氏
今年もおかげ様で期待に応えるような個性的で素晴らしい作品が集まり、無事に審査を終えることができました。
2、3年前から特に力を入れてきたことに、類似した作品を可能な限り避け、撮影対象を広げ、今までにないような変化に富んだ作品を希望してきました。そんな目標が理解されてきたように思います。また応募点数が増えたことも嬉しいことです。ただ学生の応募点数が少なかったのが残念でした。
審査では、撮影意図が明確に伝わってくる、強いメッセージがある作品を取り上げることを心がけました。豊かな自然が息づく環境を大切にする工業団地『苫東』の理念が、映像という形として見えてくるような作品を選びました。
第13回苫東インダストリアルパークフォトコンテスト2017の結果は次の通りです。
<第13回 苫東インダストリアルパーク フォトコンテスト2017 受賞作品>
<グランプリ>
『工場萌え』 小金澤 周平 様
<講評>
昼夜を問わず操業している巨大な工場、人影がまったく無いのにフル稼働している大規模な工業プラント、赤、黄、青の光跡。非常に力強い作品であるが、とても不思議な印象を持ちました。大変失礼にも、初め合成写真ではないかと思いました。横に走る青い光は自動車のランプで、長時間露光によるものでした。人影が写っていないのも長時間露光のいたずらです。これはシャッターを切る前の段階で計算し尽くした写真で、撮影意図が明解で、その上強いメッセージも伝わって来ます。写真の構成もしっかりしていて完成度の高い立派な作品です。
<社長賞>
『お花に水をあげよう』 相馬 勝彦 様
<講評>
にぎやかな花に埋もれた庭の白い水瓶を持つ天使の像、とても美しい光景で、優しい光が行き渡る時間帯にシャッターが切られています。レンズの描写も素晴らしく、プリント技術も確かです。心温まる気持ちの良い作品となっています。「お花に水をあげよう」というタイトルもユーモアがあり、全体として本当に温もりのある作品です。
<金賞>
『朝もやの中で』 只野 祐一 様
<講評>
深い森の中に一本の道が切り開かれ、朝もやの中で遠くのエゾシカとキタキツネが静止するように佇んでいる。この光景を縦位置で切り取った画面構成には感心いたしました。それによって遠近感もでて、スケールの大きな写真となっています。試行錯誤した努力の跡が読み取れ、金賞に値する作品です。
<銀賞>
『氷雪の岸壁』 青木 誠 様
<講評>
今までにもフェリー港の写真はたくさん賞に入っていますが、この作品は時間帯の設定、画面構成などによって実に美しい作品となっています。白いフェリー船、海霧、遠くの工業プラント、月の存在と、豊かな自然が息づく中の工場が、「苫東」の理念をとらえた作品となっています。
<優秀賞>
『パネル団地』 藤井 義雅 様
『花園の中』 金子 道雄 様
『撮影ツアー』 加賀屋 茂 様
『おにゆりの咲く頃』 吉村 剛 様
『釣り人』 笠水上 徹明 様
『夏の思い出』 西村 公孝 様
『冬の朝』 増井 道英 様
『照葉』 大場 宏道 様
『in レインボー』 大場 範子 様
『夕暮れ時のJファーム』 松下 周司 様
『積み込み』 松下 周司 様
『集合写真』 池永 宜広 様
『雨上がり』 丸山 貴江 様
『入港を待つ』 小金澤 周平 様
『風雪に耐えて』 平岡 清 様
<優秀賞(学生)>
『良い天気』 上田 夕夏 様
『AQUARIUM』 山谷 志穂菜 様
『夏模様』 渡辺 華練 様
『船長』 山田 愛 様
『青い世界』 塚本 未悠 様
『色とりどり』 鈴木 崇広 様
<立地企業賞>
『空からのJファーム』 原 憲一 様、福山 浩 様
『逆さ雲海』 相馬 勝彦 様
<作品展示のお知らせ>
今年度もフォトコンテストの入賞作品展示会を開催する予定です。
場所や日程につきましては、決まり次第ホームページにてお知らせいたします。