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苫東フォトコンテスト2025 審査結果!!

〈結果発表〉

苫東フォトコンテスト2025にご応募頂いた皆様、
またご後援・ご協賛、告知等にご協力頂きました皆様、誠にありがとうございました。
今回は、道内外の61名から259点の応募がございました。
令和7年10月21日(火)に厳正な審査によってグランプリ(産業部門)・グランプリ(自然部門)・金賞を各1点、優秀賞10点、優秀賞(学生の部)5点、スマートフォン部門賞2点、計20点を選出いたしました。
なお立地企業賞につきましては、令和7年12月5日(金)に開催される苫東立地企業懇話会にて選定致します。結果につきましては追って発表致します。

〈苫東フォトコンテスト2025 受賞作品〉

〈グランプリ産業部門〉

「竜の尾」郡 隆宏 様

〈講評〉
 応募された写真の多くはいわゆる「映え」写真が中心だったようです。その中で一見地味なのですが、郡隆宏さんの作品は目を惹きました。題名は「竜の尾」ですが、それ以上に金属の持つ材質感、テクスチャーといいますが、その表現の素晴らしさが際立っています。けっして派手な作品ではありませんが、建築物の持つ圧倒的な重量感と迫力を感じさせながらも、中央の柱と上に向かうステップが素晴らしく描写されていて、このステップをよじ登り竜の背中にまたがりたい、なんて気持ちにさせられました。しっかりとモノを見るカメラアイと技量を感じました。
 多くの応募作品のなかで実に魅力的な写真です。

〈グランプリ自然部門〉

「静寂を聴く」佐々木 歩 様

〈講評〉
 最近の鹿の増加には目を見張ります。歴史を振り返ると、明治時代には苫小牧に鹿肉の缶詰工場があったというということです。雪の少ない苫小牧地方に越冬のため鹿が大移動してきているのでしょうか。今回の応募の中にも多くの鹿の写真がありましたが、その中でも佐々木歩さんの作品は秀逸でした。
 晩秋の赤みを増した夕陽の光のなかに、シルエット気味にたたずむ若いエゾシカの姿を、的確なカメラアングルで活写しました。距離感が抜群ですし、被写体を中心にはせず、わずか右にずらしていますが、あくまでも目は画面の中心線に置いています。輝くススキを周辺に入れるなど心憎い画面構成です。非常に素晴らしいセンスをお持ちです。

〈金賞〉

「謎の光(釣り人)」吉村 登美子 様

〈講評〉
 吉村登美子さんの写真は、数ある応募写真のなかで、異端に思えて注視すると、波のような光跡が目に飛び込んできました。ライトペインティングという写真テクニックがありますが、それにしては光がおかしな動きをしています。これはどんなテクニックを使ったのだろうかと、考えさせられました。ふと題名を見ると、(釣り人)とありました。ああ、そうかと膝をうちました。
 釣り人の持っている釣り竿の穂先についているケミカルライトの跡なのだと気がつきました。よくぞこのような被写体を写真にしたものです。暗い夜空には飛行機の光跡も写っていますし、長秒を生かした心憎い作品です。

〈優秀賞〉

「静寂の中」金子 道雄 様

「春色は束の間」原 聡彦 様

「家族会議」陶 隆俊 様

「霧氷ブルーパネルの朝」佐竹 輝昭 様

「大移動」吉村 登美子 様

「日没」松下 周司 様

「送電線」松下 周司 様

「勇払湿原」四谷 博幸 様

「夕日に向かって」小田嶋 清幸 様

「初日の出」小田島 清幸 様

〈優秀賞(学生)〉

「独りの海」南 彪月 様

「黄金の撮影のひととき」北川 明龍 様

「後ずさる鹿」小林 快璃 様

「舞い上がる魚」田中 陽依 様

「映し世」大宮 優花 様

〈スマートフォン部門賞〉

スマートフォン部門 西本 要 様

スマートフォン部門 伊藤 真紀子 様

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